企業研修・講演依頼
~交流分析を活かした社内コミュニケーションの改善~
【講座の概要】
交流分析とは1950年代後半に精神科医エリックバーンによって提唱された心理学の理論です。
交流分析ではエゴグラムという性格診断に基づき、
社員の長所と短所と把握し、社内で起こりやすい
コミュニケーションの問題について
改善していくことができます。
例えば交流分析ではエゴグラムという手法を
用いてコミュニケーションの改善を図ります。
私たちの性格はある程度傾向があることがわかってきています。
1つめは「規範意識」(CP)です。
これは道徳観念、会社のルール・秩序を守ろうとする部分です。
ここが強い人は責任感も強く、統率力もあります。
上司としては必要な資質ですがこの部分が強くなりすぎると、
価値観を押し付け、価値観から
外れて しまう人を批判・排除してしまう傾向が強くなります。
「ワンマンタイプ」といった感じでしょうか。
過度にCPが高すぎると、法的順守が向上する一方で
柔軟な思考やビジネスのブレイクスルーが
難しくなるというデメリットもあります。
2つめは「面倒見の良さ」(NP)です。
これは受容・共感、面倒を見る、寛大な心など
人間的な暖かい部分を意味します。
NPの働きが強い方は心が広く、他の社員の面倒をよく見ます。
会社は自分の仕事だけをしてくればいいという訳ではなく、
時にはルールを乗り越えて助け合える精神性が必要になります。
またNPの欠如した社員が多い職場は殺伐としやすく、
社員の定着率が下がってしまいます。
しかし、NPの部分が強くなりすぎると
過干渉・過保護になる傾向があります。
部下の仕事に必要以上に口を出し、
信頼して仕事を任せることができなくなってしまいます。
3つめは「論理性・客観性」(A)です。
論理性・客観性は会社を運営していく上で必要不可欠な力です。
特に、理系的な面が強い、製造業やIT関係の方、
また管理職の方でAが低いと致命的言ってもいいかもしれません。
Aが高い方は事実を見極め、計画的に物事を進めるのが得意です。
しかし、ここの働き が強すぎると、
何でもかんでも事実に基づいて客観的に考えるので
「機械人間」とか「冷たい人」という印象を与えることが多くなります。
特にNP(面倒見のよさ)が低く、Aが高いと人間関係も
ドライになりすぎ、仕事のでき以外のところで失敗しやすくなります。
リーダーの方は注意したいところです。
4つめは「素直な感情表現・創造性」(FC)です。
情報が日に日にアップデートされていく現代社会では
今の事業が明日には立ちいかなく可能性が絶えずあります。
日々情報を想像し、自分の考えを自由に発揮できる人材が
求められます。FCが高い方は、一見、遊び人のように見えますが、
既存の価値観に惑わされず、新しい情報をつくることに長けています。
またFCの働きが強い人は明るく楽しく、自分の気持ちを素直に表現するのが得意です。
しかし、この働きが強すぎる人は
何でもかんでも自分の気持ちを中心にして
行動してしまうため「わがまま」とか
「軽率な人」という印象を周囲に与えてしまうことがあります。
5つめは「協調性」(AC)です。
会社は集団で組織されています。
時には会社のやり方に自分を合わせ、
その場の状況を読み取って周囲に合わせる力が必要になります。
ここの働きが強い人は忍耐強く、協調性があります。
しかし、この部分が強すぎると、自分の気持ちを抑えすぎてストレスを溜め込むことや、
周囲の人に 「根暗な人」という印象を与えてしまうことが多くなります。
また会議の席などで発言ができずいつも黙ってしまう傾向があります。
このような形で交流分析講座では
エゴグラムを元に社員の性格を分析し、
その分析を元に建設的な話し合いをしていきます。
上記の研修は一例となります。
御社の状態に合わせて、
ストローク、脚本分析など
柔軟に研修を実施させて頂きます。
【講座の内容】
【目次】
1.交流分析とは?
- 「交流分析」ってナニ??~交流分析の概要~
- 交流分析の理論哲学
~「I’m OK、You’re OK」「過去と他人は変えられない」~ - 心のしくみ①~エゴグラムについて~
- 心のしくみ②~個人ごとの性格分析~
2.自我機能分析*自己評価と他者評価行う
- CPが高い方の長所、短所
- NPが高い人の長所、短所
- Aが高い人の長所、短所
- FCが高い人の長所、短所
- ACが高い人の長所、短所

3. 部署内全体での分析→会社として目指す方向を分析、シェア→個人ごとの改善目標の作成→発表を行う
【こんなお悩みに対応】
・チームワークが要求される職場
・部署内の人間関係が悪い、ギクシャクしている
・社員の定着率が悪い
・新しいプロジェクトを立ち上げメンバー間の個性を把握したい
交流分析講座では社内で起こりやすい問題を
エゴグラムを使って可視化していきます。
なぜか社内の雰囲気が悪い、
会議で意見がでないのはなぜか?
といった問題をエゴグラムを使いながら
社内で解決策を探っていきます。
【講師】
松本敦(臨床心理士)
【講師から会社様へ一言】
私たちは「気付き」を得る事で自分自身の行動を変容させる事が出来ます。
交流分析では、私たちの行動は自分で決めたものである、としています。
「集団に入ると自分の気持ちを抑えてしまう」
「どうしても人と上手に会話が出来ない」
実はこういった行動も私達が自分自身で決断したものなのです。
そして、自分で決めた行動だからこそ自分で変えることが出来るのです。
現在、社内の人間関係に問題を感じている会社様や
コミュニケーションパターンを改善されたい会社様、
心理的な「成長」を望む会社様は
交流分析の理論をお役立て頂けると幸いです。
【研修料金について】
・研修料金
基本料金(税別)10~20万円+交通費
*東京・埼玉・神奈川は無料です
・研修時間
4時間程度頂いています
*短時間の研修をご希望の場合はお問い合わせください
・お支払について
研修費は研修前に半額・研修実施後に半額のお支払いとなります。
・印刷代
資料の印刷は弊社負担となります
・最大人数
研修の質を確保するため20名様までとなります
*20名以上の場合はご相談ください
【導入までの流れ】
1 当ページ下部のお見積もりフォームからご応募頂きます
2 弊社から研修のご説明と日程の調整に入ります
3 日程が確定次第、契約書と請求書を郵送いたします。
4 お振込みの確認
5 研修の実施