時間の構造化~その一~
交流分析では時間の使い方を考る
皆さん、こんにちは。
今回は交流分析の少し深い部分に入っていきます!
なんとかついてきてくださいね。
さてさて皆さんは今年の夏をどのように
お過ごしでしょうか。
あっ!このコラムは夏に書いています。
別の季節に読んでいる方は申し訳ありません!!
余談はさておき・・・社会人ともなると休みを
まとめて取ることはなかなか難しく、
今では学生時代の永遠とも感じられた
夏休みが懐かしくも思えます。
このありがたみを当時は理解出来ず“友達がいる学校に
早く行きたい”と感じたものです(^^)
さて、夏休みと聞くと皆さんは最初に何を思い浮かべますか?
海に山に肝試し、スイカに花火にバーベキュー。
人によって様々だと思いますが・・・
私は「夏休みの 宿題と計画表」を思い出します。
夏休みの宿題が出ると、毎年最初の一週間で
宿題を全部片付け、残りの夏休みをパーっと遊ぼうと
考えるのですが、決まって頓 挫し、最後の一週間で泣く泣く
片付けるということを繰り返してきました。
ところで、このような生活時間の計画を組むことを、
私たちは自然と日常的に行っていることに気付きましたか?
学生であれば、授業の時間や部活動、サークル活動の時間、
会社員であれば会議の時間やクライエントとの折衝の時間…
私たちは状況によっていろんな「時間」を送ります。
予定が重ならないように、予定と予定との間が開きすぎないように
効率よく「時間」を組み立てていき ます。
複数の予定がキレイに噛み合って、
一日で片付くと、気持ちが良いですよね。
・交流分析では時間の使い方を考る
しかし、この生活時間の計画もあまりに偏りすぎると
日常生活そのものに支障が現れます。
たとえば、過労で倒れた経験のある方は一日の生活時間の大部分を
仕事で費やしているでしょうし、ひきこもりの人は自分の世界に入り込むことで
一日の生活時間を費やしていることでしょう。
また、心の中に空虚感を抱えている人は食べ物や
買い物、恋愛、感情などに多くの時間を
費やしている可能性があります。
このように、私たちが朝起きて夜眠るまでの
生活時間の計画を立てることを、交流分析では
「時間の構造化」と呼んでおり、私たちは日常生活において
ほぼ無意識的にこの時間の構造化を行っています。
今回は抽象的なお話になってしまいましたが、
次回はこの「時間の構造化」についてもう少し掘り下げてお話をしたいと思います。
ではまた。
執筆:松本敦 【講座:全5回で学べる‼交流分析講座】
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