うつの予防に役立つ方法をご紹介♪
うつは“エネルギーが枯渇した状態”
皆さん、こんにちは。さて、昨年は交流分析の基本的な考え方についてお話をしてまいりましたが、今年はある特定の症状に焦点をあててお話をしていこうと思います
ところで皆さん…
「何かやる気が出ない」
「気持ちが落ち込んでしまう」
「物事を悪いほうに捉えやすくなってしまう」
…こんな経験ありませんか?恐らく誰しも経験していることでしょうし、「全くそんな経験が無い!」というほうが珍しいでしょう。
既にご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、
上記の3例は『うつ』の症状の一部と考えられています。
しかし、これらの症状は特別なものではなく誰しも感じうることです。
例えば…
「恋人にフラレた」
「大事な試験に失敗した」
「働き過ぎた」
「大切な人やペットを亡くした」
こういったストレスフルな体験をしたとき、程度の違いはありますが私たちはうつのような症状を体験します。
私たちの「気分」は波のように上がったり下がったりしています。前述のようなストレスを経験したとき、
私たちの気分の波は一時的に大きく沈み込みます。
本来であれば沈み込んだ波は時間の経過とともに回復していきますが、何かしらの理由により…
理由がない方もいらっしゃいますが…その波が戻らなくなった状態がいわゆる『うつ状態』です。
うつは“エネルギーが枯渇した状態”とも言われます。
私たちの気分の波を上げるためにはエネルギーが必要ですが、そのエネルギーが
目減りしてしまっているため、波が下がりやすく、かつ上がりにくくなっているのでしょう。
以前よりは改善されましたが、『うつ』は未だ一般的に理解され難い部分があるのも真実です。
しかし、気分の上下は誰しも経験しますし、いつもより気持ちが沈むという体験もよくあることだと思います。
次回からはこの「うつ」をもう少し違った視点から見ていき、「うつ」の予防に役立つ考え方を
コラムにしていきます。
それでは、また。
執筆:松本敦 【講座:全5回で学べる‼交流分析講座】
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