交流分析の『ゲーム』とは?
ゲームを回避するコツとは
皆さん、こんにちは。
段々と明け方の気温が下がってきていますね。
先日タオルケット一枚で寝ていたら凍えそうになりました。
そんな季節の変わり目、
皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
さて、前回は少しだけ『ゲーム』に触れました。
ゲームとは「分かっちゃいるけどやめられない、
後味の悪い人間関係のパターン」と表現することが出来ます。
ちょっと思い返してみてください。
時を変え、場所を変え、人を変え、それでも同じような失敗を繰り返し後悔する。もう二度と同じ失敗は繰り返すまいと思いつつ、またいつもの嫌な気持ちを感じてしまう。こんな経験ありませんか?私にはイタいくらいに思い当たります…。
具体的な例を挙げると
「ここ一番の会議の時に決まって遅刻や大事な資料を忘れてしまう」
「友人にアドバイスを求めに行ったハズなのに、気付いたらケンカをしている」
「ついつい挙げ足をとってしまい、些細なことで言い争いになる」
「今度こそは!と思って付き合った異性と同じようなパターンで破綻する」
などなどか挙げられます。
このように「ゲーム」は対人関係において、あまり良い結果をもたらしません。
それなのに何故私たちは何度も何度も「ゲーム」を繰り返してしまうのでしょうか。
それは私たちが育ってきた環境が大きく関係していると
考えられています(これについてはまた別の機会に…)。
・ゲームを回避するコツとは?
では、私たちはそんな「ゲーム」をどのような
回避することが出来るのでしょうか。
それには再度「ゲーム」の特徴について振り返る必要があります。
「ゲーム」には以下のような特徴が含まれます。
①「ゲーム」では、私たちが意識しているところよりも
もう少し深い心の部分が働いて起きていると考えられています。
そのため、自分で「ゲーム」の存在に気付かない限りは、
同じパターンを繰り返す可能性が高くなります。
②「ゲーム」には必ずお馴染みのパターンと役割が存在しています。
そのため、この流れにハマる一連のパターンが「ゲーム」と呼ばれます。
③「ゲーム」は大量のストロークをもたらします。
そういった意味では「ゲーム」は大量のストローク量を確保する
一手段であると考えられます。
しかし、そこで得られるストロークは「マイナス」ですので、
一時的には満たされた感じがあったとしても、それは長続きしません。
つまり「ゲーム」とはストロークが枯渇した際に起こりやすい、大量のストロー
クを確保するための一連のパターンであり、自分で気付かない限りは何度も何度
も繰り返してしまうものです。
つまり「ゲーム」を防ぐために大切なことは、
自分のコミュニケーションパターンを振り返ることと、
「プラス」のストロークの交換を心がけることと言うことが出来ると思います。
「ゲーム」はある意味、私たちが過酷な世の中を生き抜くために
身に付けた処世術と捉えることが出来ます。
そのため「ゲーム」を止めることは困難で、
より健全なコミュニケーションを築くためには地道な努力が必要です。
しかし、努力を続ければ変化します。
これを機会に「ゲーム」の変化を目指しましょう!
とは言いません(汗)そんなに簡単な話しではないですよね!
そこでまずは、ご自分のコミュニケーションパターンを振り返り、
「ゲーム」の可能性があるパターンを見つけて
みることから始めてみてはいかがでしょうか。
また、このコラムを執筆している、私、松本が交流分析講座を開催しています。ぜひお気軽にご参加ください!
交流分析に少しでも興味がある方、お待ちしています(^^)
みなさんの生活に役立つキッカケとなれるよう、一緒になって頑張ります!
では、また。
執筆:松本敦 【講座:全5回で学べる‼交流分析講座】
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